T&Dグループでも保険代理店における内部情報持ち出しの「スパイ活動」発覚/不祥事の火の手はさらに広がる見通し

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T&Dホールディングス
傘下の大同生命とT&Dフィナンシャル生命で内部情報の無断持ち出しが発覚した(編集部撮影)

T&Dホールディングス(HD)は4月10日、傘下の大同生命保険とT&Dフィナンシャル生命保険の2社が、出向先の保険代理店9社から業務資料など141件を無断で持ち出していたと発表した。保険代理店は銀行とみられる。

生命保険と損害保険の両業界で、出向者が内部情報を無断で持ち出す「スパイ活動問題」が相次いで発覚していることなどを踏まえて、T&DHDは2025年9月から同事案の調査を本格化させていた。

競合生保の情報も持ち出し

T&DHDで内部情報の無断持ち出しが発生した期間は、20年4月から24年8月まで。持ち出した情報は、他社生保分を含む代理店の保険販売実績や競合生保の商品情報資料などだ。

内部情報の無断持ち出しにかかわった出向者は2社合計で21人。資料をスマートフォンで撮影して本社側の担当者に送信したり、紙の資料を直接手渡したりしていたという。

本社側の担当者は、出向者から受け取った情報を代理店支援策の検討や出向者の活動状況の把握に活用していたという。

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