「今もアイドル」「一緒に朝ご飯を食べてるのが信じられない」 《推しのギタリスト》と国際結婚した日本人女性…"51歳の現在地"

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フラメンコ学研究所主催の国民ギター賞を受賞した
2025年には、フラメンコ学研究所主催の国民ギター賞を受賞した(写真:小倉真理子さん提供)

推しのギターの音色が響く日々

カニサレスと真理子さん
真理子さんと夫カニサレス(写真:小倉真理子さん提供)

取材の最後に気になったことを聞いてみた。

生活のことにノータッチな夫を残して真理子さんが先に逝った場合はどうするのだろう。

「もし私が先に死んだら、彼は何もできなくなってしまうので、カニサレスにまだ見せていないノートがあります。税金のこともわからないし、家計のこともわからない。だから、それを見れば日々の生活に困らないように、マニュアルを作ってあるんです」

大好きなレンズ豆のレシピまで入っているという。

「彼は、言ってみたら、地に足はついていない。常識から考えると外れている。人生どうなるかわかんないじゃないですか。私がいなくなって、彼が路頭に迷うのだけは嫌だから」

それでも、この生活に不満はない。家で練習しているギターの音を毎日聴ける。生まれたばかりの曲を最初に聴ける。「これ以上のご褒美はないですね」と真理子さんは笑った。

舞台で共演する真理子さんとカニサレス
舞台で共演する真理子さんとカニサレス(写真:小倉真理子さん提供)

国際結婚28年。どれだけ忙しい日でも、家に帰ると彼のギターの音が流れている。音に惚れ込み人間性に惹かれた"推し"と、今日も朝ごはんを食べる。

真理子さんだけが感じることのできる幸福の形がそこにはあった。

前編は以下より読めます。
【前編はこちら】パーティーで出会い《推しと国際結婚》、28年のリアル 夫は著名ギタリスト…23歳の彼女を海外に渡らせた「超運命的な出会い」とは
きえフェルナンデス スペイン在住ライター

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きえふぇるなんです / Kie Fernandez

1982年生まれ。美容師として4カ国で働いたのち、2013年より北スペインのカンタブリア州へ移住。現地で美容師を続けながら、2019年より多様性を深掘りするためにインタビューライターとしても活動。スペインを題材にしたコラムや、ヨーロッパで活躍する人を発掘し、日本の機内誌や雑誌、各種メディアで紹介している。

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