ーー今回の選挙を「SNSの影響が大きかった選挙」と振り返る報道が多いですが、高市氏を批判的に報じてきたマスメディアの影響をどうみますか。選挙期間を通じて一部の週刊誌などは執拗に”スキャンダル報道”をしました。
出し時を間違えている。高市氏が最も勢いづいている瞬間に攻撃を仕掛けても、国民は「強い者いじめ」としか捉えない。「またやっている」としか捉えなかったのではないか。
高市氏は演出が非常にうまい。リウマチで手が痛む様子を時折見せたり、病と闘いながら国のために尽くす姿を示す。SNS上では「頑張れ」という応援が、古い体質のメディアからの「いじめ」に対する反動として湧き起こる。逆風を追い風に変える、極めて現代的なポピュリズムの形がここにある。
政策の優先順位をどうするか
ーー自民党は、今回の勝利で「息を吹き返した」といえるのでしょうか。
そこが非常に複雑なところだ。確かに3分の2を取ったが、中身を見てみると、いろいろな考え方の人がいる。自民党らしさでもあるが、右から左まで全部そろっている「キャッチオール・パーティー(包括政党)」そのものだ。
かつての小泉郵政選挙では、反対勢力を「抵抗勢力」として公認から外し、いわゆる刺客を送ることで党内の純化を図ろうとした。しかし今回は違う。SNSなどでたたかれたリベラル派や、いわゆる石破派に近いジトジト組も、高市人気の大波に乗って全員当選している。
