Z世代が求める理想の上司像【偉ぶらないけど、舐められない】リーダーになるための"発想の転換"

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そして以下に、「丁寧でわかりやすい言葉で適切にサポートしてくれる」(46%)、「感情的にならず論理的な思考で指示出ししてくれる」(37.3%)、「モチベーションを上げる言葉をかけてくれる」(34.7%)といった回答が続きます。

また、「理想的な上司の特徴について答えてください」(複数回答可)という質問に対しては、「話し方がわかりやすく、仕事の指示出しや伝え方がうまい」(49%)と「コミュニケーションがうまく信頼できる」(49%)が同率でトップとなっています。

これらの結果から、現代の若者が求める上司像とは、「部下の意見に耳を傾け、わかりやすく対話できる、親しみやすい人物」であることが浮かび上がってきます。

しかし、こうした表面的なキーワードだけを捉えて「とにかく優しく、親しみやすいリーダー」を目指そうとするのは要注意。本質を見誤る可能性があります。

「理想の上司像」の何が変わったのか

ここで、「新入社員意識調査」の2014年度と2024年度の、「理想の上司」に求める項目に関する調査結果を比較すると、興味深い変化が見えてきました。

新入社員が上司に求める要素の第1位は、10年前も今も「仕事について丁寧な指導をする」でした。一見すると本質は変わっていないように思えます。しかし、注目すべきは各項目の支持率の低下です。

2014年の調査では、57.2%の人が「丁寧な指導」を最も重要な要素だと考えていました。過半数を超える圧倒的な支持率でした。ところが2024年には25.5%まで降下していました。10年で半分以下に減っていたのです。

同様に、かつてリーダーの絶対条件のように語られてきた「言動が一致している」「仕事の結果に対する情熱を持っている」「場合によっては叱ってくれる」といった資質も、軒並み支持率を大きく落としていました(表1参照)。

さらに、2014年度と2025年度の調査結果を比較すると、情熱や叱責などの割合は同様に下がっていました。一方で、「ねぎらい・褒め言葉」などの項目は増えていました(表2参照)。

(出所:『偉ぶらないけど舐められないリーダーの話し方』より)
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