①恐怖を感じながら育児をすると、どうなるのか
多くの場合、親は子どもをコントロールすることで、親自身の恐怖まで管理しようとします。たとえば、子どもがパーティーでお酒を飲むのではないかと恐れている場合、パーティーに行くこと自体を禁止します。行かせないという環境にすることで、この恐怖を管理しようとします。
親は環境さえ制御すれば、恐れがなくなると思っており、「あなたの人生が台無しになるよ」と子どもを怖がらせて、強気で接します。要するに、親は子どもを過剰に抑えつけることで、親自身の恐怖に対処しているのです。
しかし、親が子どもをコントロールしているとき、親と子どもは全くわかり合えていません。確かに、親の恐れがなくなったとして、子どもはどうでしょうか? 親が経験した危険と同じものをそもそも彼らは経験していませんから、親と子どもはそれぞれ、最初の前提が異なるのです。
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【親に苛立ち、恐怖に同調した子どもは…】
