まさに、何CEOが語った「視覚から運動へ」の具現化だ。ここで、ふと気づいた。ロボットの背後に並んだ部品群を見ると、自動車部品に似たアクチュエータが置かれており、エンジニアたちはEVのサプライチェーンで培った知見をそのままロボットに応用しているのだという。
クルマをつくる技術と人型ロボットをつくる技術がこれほど近いのかと、あらためて驚きを隠せなかった。他国のOEMとは異なる速度と、次世代のモノ作り文化を感じずにはいられない。
A868──空を走る⁉︎ 自動車の延長線上にあるエアモビリティ
ひときわ大きな存在感を放つのが空飛ぶモビリティA868だ。固定翼の角度を変更できるフル・チルト・ローター式を採用する。公表スペックでは、最高時速:360km/h、航続距離:500km、操作は片手のレバー1本と、そのスペックは驚くべきものだ。
私は「空飛ぶクルマ」というより、もはや「個人用航空機」というべきだろうか。
「操縦は難しくありません。自動車の延長線上で、誰もが空を移動できるようにするのがA868の目的です」と、何CEOは説明する。
空のモビリティを“航空”ではなく“移動”として捉えているのだ。そこに、シャオペンの一貫した思想が見える。

