特殊清掃を仕事にした元Jリーガー(30)の"覚悟"〈高校で日本一→年代別日本代表→J3〉で経験した光と影と"これから"のこと《前編》
特殊清掃のヤマ場を終え、休憩する尾身さん(写真:大澤誠撮影)*一部加工しています
「この仕事、もう一生やりたくない」
初めて「特殊清掃」の現場に足を踏み入れた瞬間、元Jリーガーの尾身俊哉さん(30)は心底後悔した(この記事は前編・後編でお届けします。本稿は前編です)。
マスクをしていても感じる腐敗臭
この部屋の住人である1人暮らしの男性が亡くなってから、2週間以上が経過していた。
マスクをしていても感じる腐敗臭が、部屋の奥から押し寄せてくる。布団には故人の体液で真っ黒な人形が浮かび上がっている。部屋中ウジ虫だらけで、歩くたびにクシャクシャと潰れる感覚が足の裏から伝わった。
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