少食さんを苦しめる「もったいない」という意識
「健康のために、たくさん食べなさい」
「食べ物を残してはダメですよ」
そんな言葉を聞きながら育った私たちは、つい「食べないこと」に罪悪感を抱きがちです。とくに「もったいない」という言葉は、フードロス問題の視点からも、日本発祥の価値観として大切にされています。
でも、体にとって本当に大切なのは、"自分が心地よく食べられること"ではないでしょうか。
無理に食べることを続けていると、やがて「食べたくない」という心の反発が芽生えてしまいます。それが「食の自己防衛反応」ともいわれる、摂食拒否というかたちで現れることもあります。
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【認知症患者の「摂食拒否」】
