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ライフ #広がる新しい暮らし方 "廃居"という磁力

廃れた休憩所が「予約困難なサウナリゾート」に変身のリアル。《東京・奥多摩》 売りは薪ストーブサウナと湧水の水風呂

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テーブルなども放置されたままになっていた改装前の休憩所(写真:ナイン提供)

戦後すぐに開設された管理釣り場の近くで、渓流釣りを楽しむ人のために作られ、10年ほど空き家になっていた休憩所が宿泊施設として再生された。

川沿いの竹林の中にある急な階段を降りた先、というわかりにくい場所にありながら、8月、9月は予約でいっぱいという人気ぶり。観光地でもなんでもない土地の廃居に、人を引き寄せる場を作る。その戦略を聞いてきた。

“禅”モチーフのサウナリゾートに

東京都奥多摩町にある多摩川支流のひとつ、大丹波川には戦後すぐの昭和30年代から「管理釣り場」が開設され、初期には当時近くにあった米軍基地から多くの客が集まったという。 

その管理釣り場上流に、釣り客を目当てにした休憩所「柏屋」があった。今風に言えばテラス席が川沿いにあり、蕎麦など軽食を出す店だったが、10年ほど前に閉店。店舗と隣接する2階建ての住居は設備、食器などもそのままに放置されてきた。

【写真】記事に未掲載の写真も多数!緑と水辺の風景が美しいシンプル・モダンなサウナリゾート、改装前と現在の写真など(33枚)
対岸から見たかつての休憩所。本当に川のすぐ近くに建てられていることが分かる(写真:ナイン提供)
厨房内。いかにも昔の食堂といった品が残されていた(写真:ナイン提供)

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【古民家再生、目をつけたのは「サウナ」】

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