実際にわが子の同級生にも、日本の学校に通えなくなったお子さんがいました。
「環境を変えてみたらうまくいくかもしれない」と、一念発起しての母子留学だったのですが、マレーシアのインター校に通ってからは「学校が楽しい」と、毎日学校に通うようになったと、親御さんが教えてくれました。
「日本では『みんなと同じことをしないといけない』というプレッシャーが強かったようだが、ここに来てからは『人は人、自分は自分でいい』と、リラックスしているようだ」と。
「在籍主義」ではなく「資格重視」
もちろん、インター校に限らず、マレーシア国内を見渡せば、様々な事情で「学校に通えない子」がいるのも事実です。
そのうえで、ローカルの友人と話していても、マレーシア教育省が公表する教育指標においても、マレーシアには日本と同じ文脈で語られる「不登校」という定義がない印象を受けました。
制度的な理由もあって、マレーシアでは「不登校」という状態が生まれにくいのではと考えています。
制度を理解するために、「インター校のカリキュラム」と「マレーシアの教育制度」に分けて考えてみましょう。
マレーシアのインター校で最も数が多い英国式(ケンブリッジ式)カリキュラムの場合、Year 10–11(14〜16歳)時に中等教育修了のための試験(Cambridge IGCSE)を受験します。
インター校によっては、出席率がビザ維持の条件(留学生の場合)や進級規定に関わることはありますが、将来の進学に不可欠な「学歴としての資格」は、最終試験(IGCSE)の結果に委ねられます。
在籍期間や単位取得数によって修了が決まる日本の高校制度とは異なり、試験に合格すれば、世界的に通用する学歴資格として認められるのが大きな特徴です。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら