「住みよさランキング2025」九州・沖縄版トップ50! 5位は北九州市、4位は福岡市、ではトップ3は?

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熊本県合志市(写真:シュート/PIXTA)
<「住みよさランキング2025」記事一覧>
6月16日(月)
「住みよさランキング2025」全国編トップ200
6月17日(火)
「住みよさランキング2025」関東版トップ100
6月18日(水)
「住みよさランキング2025」近畿版トップ50
6月19日(木)
「住みよさランキング2025」人口規模別トップ100
6月21日(土)
「住みよさランキング2025」北海道・東北トップ50
6月22日(日)
「住みよさランキング2025」中部トップ100
6月23日(月)
「住みよさランキング2025」中国・四国トップ50
6月24日(火)
「住みよさランキング2025」九州・沖縄トップ50【この記事】

住みよさを表す各指標について偏差値を算出して、その平均値を総合評価として順位付けしている「住みよさランキング」。

「エリア別編・九州・沖縄版トップ50」では、8県(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県)に属する全119市を1つのグループとし、そのグループ内で求めた偏差値をもとに評価した。

これにより、全国版の順位では見えづらかった、「九州・沖縄エリアにおける各自治体の『立ち位置』」がより明確となるランキングとなっている。

住みよさランキングの算出に用いた「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の各カテゴリや、算出基準となっている各指標の詳細はこちらで説明している。 

九州・沖縄エリアの特徴

九州・沖縄エリアは、各カテゴリのエリア平均が「利便度」49.65、「快適度」49.77、「富裕度」49.60であるのに対し、「安心度」49.96と若干高い。

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今年発表した「『2050年人口ピラミッド』地方に訪れる壊滅的未来
という記事で、各都道府県の人口ピラミッドを公開した。90年代と比べて日本の年齢別の人口構成が激変していることが一目でわかるものの、九州・沖縄エリアの人口ピラミッドを見ると、年少人口(0~14歳)がまっすぐ減少しているわけではなく、若干踏みとどまっている。さらに沖縄だけはかなり異質で、年少人口が尻すぼみになっていないのは驚くべき点だ。

このエリア版トップ3は、昨年全国版1位の人吉市(熊本)、同県の合志市(熊本)、そして豊見城市(沖縄)と続く。が、その高評価の中身は三者三様の特色を持っている。

人吉市は九州・沖縄版でも「利便度」の3指標がトップレベルで強みを維持。「安心度」の「①人口当たり病院・一般診療所病床数」、「②老年人口当たり介護老人福祉・保健施設定員数」、「⑥人口当たり交通事故件数」でも高偏差値だった。

2位の合志市は半導体関連産業の集積地。「⑰人口当たり法人市民税」の評価が突出しており、合わせて「⑱納税義務者1人当たり所得」も高い。

3位の豊見城市は、温暖な気候の他、「②老年人口当たり介護老人福祉・保健施設定員数」、「③20~39歳女性人口当たり0~4歳児数」が高評価である。加えて「⑳住宅地平均地価」が高偏差値で、地価が高いのも特徴だ。

4、5位は、福岡県の政令指定都市2市(福岡市北九州市)が続いた。福岡市の人口は150万人超、北九州市は90万人超で九州・沖縄エリア内での人口規模は突出している。上位3市に比べて「安心度」の評価は劣るが、しっかりした産業基盤を持ち、「利便度」を含めた他の3カテゴリーではエリア内の評価を勝ち取っている。

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