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アップルWWDC25で発表された「Liquid Glass」、iPhone・iPad・Macの画面で起きる物理法則が根本から変わる新UIとは

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  • 林 信行 フリージャーナリスト、コンサルタント

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アップル社WWDC25の目玉はガラスの透明性を持ち、水滴のように柔軟な新しいユーザーインターフェースのデザインだ(写真:アップル)
【写真を見る】アップルWWDC25で発表された「Liquid Glass」、iPhone・iPad・Macの画面で起きる物理法則が根本から変わる新UIとは(8枚)

この秋、既存製品も含めてアップル製品の体験が大きく変貌する。iPhone、iPad、Apple WatchやMacの画面で起きる物理法則が根本から変わるのだ。先日開催したWWDC25最大の目玉、「Liquid Glass」のことである。

ソフトの時代になって破綻した「形態は機能に従う」

ただの「見た目の変化」と軽視する人もいるだろう。だが、その軽視こそがよく言われる「日本製のソフトは使いにくい」の最大の原因なのかもしれない。

「Liquid Glass」の詳細については、すでに本誌でも触れている記事があるので、この記事ではそもそもなぜ、これがそこまで重要なニュースなのかから解説したい。

物理的な道具のデザインは、物理的制約やコスト制約を受けながら、最終的にはその役割や提供する機能によっておのずと形が決まる部分があった。“Form follows function(形態は機能に従う)”という言葉の通りで、ハサミなどの道具も実際にその形を見たり、2つの穴に誘導されるように指を潜らせてみることで使い方が想像できる部分があった。

これに対してソフトウェアという道具の画面上の形には物理的にもコスト的にも制約がなく、どのような形になるかの道理もない。プログラマーが自由に形を決めることができる。毎日何度もクリックする「OK」ボタン1つをとっても、実際には丸型や三角形、星型でも構わない。

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