他者に「すごいね!」と言ってもらいたい…SNS時代の《すごい地獄》に疲れた人へ 一流の人に学ぶ“自己肯定感”が満たされる秘訣とは

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2つめは自分の環境を変える努力をすること。

環境とは、自分がつき合う人のことです。前向きな人といると、セルフイメージが上がり、愚痴ばかり言っている後ろ向きな人と一緒にいると、セルフイメージは下がります。

そしてセルフイメージを上げる3つめの方法は、自分の住む場所を変えることです。

土地にはそれぞれの空気や、長い歴史によって築かれた逆らいようのない文化があります。

人は、自ら過ごす土地からも無意識に影響を受けるため、住む場所によってセルフイメージが上下するのです。

格上の人、仲間、そして過ごす場所……。

一流の人はこれらをできるかぎりコントロールしながら、セルフイメージをより高く書き換える努力を続けているのです。

あこがれていた成功者にも自信を持って向き合う

あなたはこれからの人生のなかで、あこがれていた成功者や、世に言う「一流の人」と接する場面があるでしょう。

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そんな場面が訪れたときは、ぜひ、相手にのまれることなく自信と誇りを持って接してください。相手が誰であろうが、同じ人間。あなたはあなたの人生を生きてきたのですから、下手に出る必要はまったくありません。

これは、「相手に対して横柄な態度で接しましょう」ということではありません。相手が誰であっても、敬意を払って接するのは人として最低限のルールです。

しかし、もしあなたが下手に出ないことで機嫌が悪くなるような相手なら、そもそもたいした人間ではないので、おつき合いをする必要はありません。

相手が真の一流なら、自分に対して堂々と接してくるあなたの肝の据わり具合を見て、興味を持ってくれるはずです。

あなたの自信は必ず相手に伝わります。

私が心から尊敬する師は、いつも私にこう言ってくれました。

「本来、この世にいばっていい資格を持っている人なんて一人もいないんだよ。肩書を外せばそもそも同じ人間なんだから。だから、おまえも相手が誰でも臆することなく、しっかりと自信を持って人と向き合うんだぞ。相手も自分も両方大切にするんだ。相手からなめられるような恥ずかしい向き合い方だけはするんじゃないぞ」

この言葉は私にとって、人生の指針となる大きな教えの1つです。

【もっと読む】部下に支持される上司が実践している声がけ12選 できるリーダーは相手に合わせて話している では、できるリーダーの声かけについて、人財育成JAPAN代表取締役・永松茂久氏が詳細に解説している。
永松 茂久 人財育成JAPAN代表取締役

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ながまつ しげひさ / Shigehisa Nagamatsu

大分県中津市生まれ。講演の累積動員数は延べ60万人にのぼる。3坪のたこ焼き屋からスタートし、現在は作家として活躍。自身の執筆だけではなく、次世代の著者育成、出版コンサルティング、経営コンサルティング、出版支援オフィス、講演、セミナーなど、数々の事業を展開する実業家でもある。『人は話し方が9割』『人は聞き方が9割』『リーダーは話し方が9割』『喜ばれる人になりなさい』(すばる舎)など著書多数。

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