6代目「フォレスター」2.5ストロングハイブリッドと1.8ターボは独自のキャラクターを持った走りもコスパもレベルの高いクルマだった

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ライバルと目されるトヨタ新型「RAV4」よりひと足早く2025年4月17日に発表された「フォレスター」(写真:SUBARU)
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スバルが第6世代「フォレスター」を2025年4月に発表。さっそく売れ行き好調とか。6月初旬に、新規導入のストロングハイブリッドと走りのターボ、2モデルをドライブした。

デザインも大胆に変わり、フロントマスクは特にアメリカのSUVと比肩できる力強さを感じさせるものになった。

車体も構造変更で剛性アップ。走りもあきらかに向上している。。

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フォレスターといえば、日本と並んで重要な市場であるアメリカでも販売好調なモデルだ。

新型を開発するにあたっては、デザインをエンジニアリングより先に(時間をかけて)開発したそうで、そのルックスはアメリカ市場をじっくり研究した結果かなと思う。

走りについても同様。アメリカでは一般道を右折した途端、いきなり速度が高いフリーウェイに合流するというケースも多々ある。

従来型のユーザーからは、「もっと加速力がほしい」とか「(合流し終わったあと)ドライブトレインの音が大きすぎる」と、なかなかきびしい指摘が寄せられていたそうだ。

高速道路での静粛性はS:HEVモデルの大きな特長(写真:SUBARU)
高速道路での静粛性はS:HEVモデルの大きな特長(写真:SUBARU)

「そんな意見をしっかり参考にして開発しました」と、新型フォレスターの遮音などを担当したエンジニアは教えてくれた。

実際に乗ってみれば、狙いどおりの洗練された内容なのだけれど、しっかり作りこんだ新型フォレスターの行く手に、トランプ政権の高関税政策が影を落としているのは、なんともはやである。

大きく「変わった」その成果

第5世代である先代フォレスターが発表されたとき、スバルでは「従来からのフォレスターファンを大事にしてキープコンセプトとした」とうたっていたが、今回は大きく変わった。

“変わった”という言葉がよくなければ、“進化”しているといおうか。最大の変更点は、フルインナーフレーム構造の採用だ。

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