ブッフェで大皿に見ばえよく盛る人ほど太るのはなぜか?皿の大きさはカロリー摂取量に影響していた
すると、お皿の直径を30cmから25cmに変えただけで、カロリー摂取量が平均22%も少なくなることがわかりました。
研究者らは、お皿を小さくすることで、デルブーフ錯視という現象が起きて、食事の量を多く感じるからではないかと述べています。
デルブーフ錯視は、大きさが等しい二つの円を並べて、一方の外側を大きな同心円で、一方を小さな同心円で囲むと、小さな同心円で囲んだほうが、中心の円が大きく見える現象です。

小さなお皿に料理をぎっしり乗せるのは、上品ではないものの、たくさんあるように感じて満足できるのですね。
1日に2100キロカロリー摂取している男性の摂取カロリーが22%減れば、1日に約460キロカロリー減となり、1年後に体重が24kg落ちます。
プロの料理は1食の量が計算されているため、お皿が大きくても食べすぎることはないでしょうが、ブッフェのように、自分の裁量で盛りつける場合は要注意です。
皿の色しだいで食欲が増してしまう
お皿の大きさだけでなく、色も食欲に影響を与えるようです。やはりブッフェで、トマトソースのパスタに赤いお皿、白いクリームソースのパスタには白いお皿を用意しました。コントラストが悪いですね。
すると、お皿を逆にした場合と比べて、参加者はパスタを最大で30%よぶんに乗せました。食品と食器の色が似ていると、食品の量がわかりにくく、ついたくさん取ってしまうようです。
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