夫婦間で勃発!家庭内お財布バトルの実情 どちらが「制空権」を握るか
さらなる事態に愕然とした。取り上げた夫の口座は、なんとマイナス100万円。借金をして、女性に使い込んでいたのだ。「今は浮気可能なお金は渡していません。信頼も愛情もゼロですね」(不動産会社の女性)
できれば、そんな最悪の状態になる前に手を打ちたい。
どうやら最初から妻が家計を管理することは、夫の浮気の防止には効果的なようだ。逆の立場から、こんな事例も聞いた。
「奥さんは出産準備で里帰り中。海の近くの話題の店に行こうって言うので、ご飯ぐらいならと思ったのですが……」
そう話すのは、アパレル関連で派遣として働く独身女性(31)。前の職場で出会った40代の既婚男性に「有休を取るから」とドライブに誘われ、応じた。
高級車で都内から神奈川に向かうため、高速道路に乗ろうとしたときだった。突然、男性はゲートの直前で車を停止した。
「彼は『そうだ、ETCカードを抜き取らないと』って大慌て。聞けば、そのまま通過すると高速道路の入り口と出口の場所が記録され、クレジットカードの明細に出てくるからって」
男性の妻は毎月、数字が合っているか、不正な引き落としがないか明細を確認しているという。不正ではないが、平日の湘南ドライブは“不自然”だ。
夫の年収を知らぬ主婦
彼は思惑どおり、カードを抜き取り高速代を現金で支払ったものの、女性は男性に幻滅した。
「お金目当てじゃありません。確かに女友達の中には、既婚男性に家賃だけ払ってもらってる子もいます。既婚のサラリーマン相手に10万円ぐらいのお小遣いをもらっているいわゆる“プチ愛人”な子も。そうなりたいわけじゃないけど、妻に気兼ねして、自由にお金を使えない男性に興味はないです」
ちなみに妻の側からは、「浮気をしてもOKだが、相手の女にお金を使うのはNG。それを私のエステ代に回せ!」(専業主婦・43歳)
「浮気相手がお金持ちの女性で、ご馳走されるなら別にいい」(パート女性・48歳)
と、割り切った声もチラホラ。夫婦の絆は、もう損得勘定だけということなのだろうか?