「抗がん剤投与でも食欲あり」それでもどんどん体重が減っていく中で、ついにリバウンドに成功した食事の工夫

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抗がん剤を投与するとその副作用で食欲不振に陥るケースが多いとされている。しかし、筆者の場合、極端な食欲不振にはならなかった。抗がん剤投与から4~5日目に発熱し、食欲が失せるというケースが何回かあったが、基本的にはどんな時でも食欲だけはあった。それでも体重が減少したのである。

入院中の食事メニューは?

13カ月間の闘病生活で入院生活は通算8回、65日間に及んだ。入院中は栄養士さんが考えた献立で栄養はバッチリ摂取できるようになっている。ある日のメニューはこうだった。

朝食

全粥、味噌汁、焼き魚(アコウダイ)、和え物、バナナ、牛乳 

(エネルギー502kcal/たんぱく質24.2g/脂質11.6g)

昼食

米飯、味噌汁、牛肉煮、カボチャサラダ、おかか和え 

(エネルギー587kcal/たんぱく質21.9g/脂質20.5g) 

夕食

米飯、味噌汁、バター焼き(サケ)、大根煮、和風和え、メロン

(エネルギー530kcal/たんぱく質25.6g/脂質10.3g) 

魚、牛肉でしっかりとたんぱく質を摂取し、野菜も毎食欠かさないバランスのいい食事である。量は個人差があり、看護師さんを通じて調整が可能だった。筆者は提供されるままに食していたが十分な量で満足だった。

入院時はこうした栄養価がありバランスの取れた食事が毎回配膳されるので、なんの心配もない。3食以外には、朝と午後にコーヒーを淹れて飲んでいたのと、夕食後に持参したリンゴやオレンジなどのフルーツを食べていた。

【写真】入院中に提供されたレパートリー豊かな病院食(5枚)
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