母が怖くて手術でも泣かず
やなせたかしの父・清は朝日新聞の記者だったが、広東特派員として中国に赴任して1年半後、急病によって31歳の若さで他界。弟の千尋が伯父の家に養子として引き取られる一方で、当時5歳だったやなせたかしは、母と祖母とともに高知県内で暮らすことになった(第1回記事参照)。
「子ども時代は絵や本が好きな、おとなしい少年でした」
そんなふうに自身でも振り返っているとおり、やなせは穏やかな性格だったが、母は外向的で快活な女性で、やなせ少年をしばしば圧倒したようだ。
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やなせたかしの父・清は朝日新聞の記者だったが、広東特派員として中国に赴任して1年半後、急病によって31歳の若さで他界。弟の千尋が伯父の家に養子として引き取られる一方で、当時5歳だったやなせたかしは、母と祖母とともに高知県内で暮らすことになった(第1回記事参照)。
「子ども時代は絵や本が好きな、おとなしい少年でした」
そんなふうに自身でも振り返っているとおり、やなせは穏やかな性格だったが、母は外向的で快活な女性で、やなせ少年をしばしば圧倒したようだ。
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