兄弟子から酷い目に遭わされた葛飾北斎
日本、いや、世界が誇る偉人といってよいだろう。浮世絵師の葛飾北斎のことだ。
北斎の代表作『富嶽三十六景』は、画家のゴッホや作曲家のドビュッシーにも、インスピレーションを与えることになった。
また、アメリカのライフ誌が企画した「この1000年間に偉大な業績をあげた世界の人物100人」では、エジソン、ニュートン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ガリレオと、そうそうたる偉人たちと肩を並べて、北斎は日本人でただ一人、ランクインを果たしている。
活躍の原動力となったのは、兄弟子から受けたひどい仕打ちである。北斎が絵草紙の問屋に頼まれて看板を描いたときのことだ。
次ページが続きます
