お花見シーズン目前!混雑を避け花見を快適に楽しむ方法を考えてみた 関東の穴場スポットはどこだ? 菜の花や富士山と「桜のコラボ」も人気 

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埼玉県久喜市の青葉さくら通り
埼玉県久喜市の青葉さくら通り。地元民以外に知られていない穴場でも、検索次第では旅行者が楽しむことができる(写真:筆者撮影)

「花見には行きたい。でも人混みは嫌だ」ーー。多くの人はそう考えるだろう。だが、現実は甘くない。

花見の人口は近年急増している。クロスロケーションズが2023年と2024年の花見の人流調査を比較したところ、東京の千鳥ヶ淵周辺で242%、大阪城公園周辺で230%に増加したという。

さらに悪い(?)情報がある。2025年に花見を「予定している」「するかもしれない」と答えた人の割合は、2024年の1.2倍におよぶという(2025年3月6日、インテージの調査)。これは2019年に「お花見をした」人と同水準ということだが、インバウンドの急増を考慮するとコロナ禍以前を大きく上回る人出になる可能性が高い。

混雑を避けたい人向け・花見の場所選び

では、どうすればストレスなく花見を楽しむことができるのだろうか。そのためには、花見を快適に行うための条件(いいかえれば花見のストレス要因)を冷静に見極める必要がある。

異論はあるかもしれないが、花見の満足度は「開花状況・天気・気温・混雑」に左右されるところが大きい。「満開で快晴のうえ暖かく、空いていれば」まちがいなく素晴らしい花見になるし、「咲き始めやほぼ散りかけのうえに雨やどんよりとした曇りで寒く、人混み」では残念な花見になるだろう。

開花状況や天気と気温については、天気予報などを注視して、極力ベストに近いときに行ってもらうほかないが、混雑についてはいくつかの方法でコントロールが可能である。この点について少し考えてみたい。

混雑を避けるには、まず人出の多いスポットを外すというのが近道である。ヤフー・データソリューションによれば、2024年3・4月に「桜」「花見」とともに検索された地名のうち、関東地方で多かったのは、次の順番だという。

1位:目黒川(東京都)

2位:上野公園(東京都台東区)

3位:六義園(東京都文京区)

4位:靖国神社(東京都千代田区)

5位:赤城南面千本桜(群馬県前橋市)

赤城南面千本桜の夜桜風景
赤城南面千本桜の夜桜風景(写真:wasrechimainayo / PIXTA)
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