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6センチの段差を脚で乗り越える掃除ロボ登場 欧州・東南アジアで急成長のDreameが野心的な新製品

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  • 石井 徹 モバイル・ITライター

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段差を乗り越えられるロボット掃除機「Dreame X50 Ultra」が登場した(筆者撮影)
【写真を見る】6センチの段差を脚で乗り越える掃除ロボ登場 欧州・東南アジアで急成長のDreameが野心的な新製品(6枚)

和室と洋室が混在する日本の住宅では、わずかな段差がロボット掃除機の行く手を阻むことがある。リノベーションで生じる床材の高低差、カーペットとフローリングの境目など、従来のロボット掃除機では対応しきれないケースも少なくない。こうした日本の住宅事情に対応した新しい製品が登場した。

中国のスマート家電メーカーDreame Technology Japan(ドリーミーテクノロジージャパン)は3月7日、最大6cmの段差を乗り越えられるロボット掃除機「Dreame X50 Ultra」を日本で発売した。いわば“脚が生える”ロボット掃除機だ。

ロボット掃除機市場は日本では長年横ばいが続き、コードレス掃除機のほうが普及してきた背景がある。日本の住環境に合わせた機能改善が、市場に新たな動きをもたらすかもしれない。

 技術ドリブンの中国企業、欧州ではすでに成功

注目すべきは、この製品を開発したDreameという企業の背景だ。2017年に中国で設立された比較的新しいメーカーながら、高速デジタルモーターとインテリジェントアルゴリズム(AI)の開発に特化した技術ドリブンの企業として急成長している。

Dreameは中国の大手IT企業Xiaomi(シャオミ)のエコシステム企業の一つでもある。シャオミは有望な技術企業に投資し、資金と販売網を提供するモデルを展開しており、Dreameもこの仕組みを活用して急成長した。

ドイツやイタリアなどヨーロッパ市場、さらには東南アジア地域の一部ではすでに市場シェアNo.1を獲得。中国国内でも業界2位の地位を確立している。全社員の約70%がエンジニアや研究開発人材であり、年間売り上げの約7%を研究開発に投資するなど、技術革新を最優先する企業文化が特徴だ。

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