イクラや中トロも好きなだけ…かっぱ寿司が「食べ放題」を約4000円で復活した事情

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レギュラーメニューであるマグロや寒ブリの表面はみずみずしくてプルンとしている。食べてみると落ち着いたおいしさだ。エースメニューの中トロもほどよくとろけている。どれも安定感があり、身体にすしの旨味が染み渡っていく。

かっぱ寿司の中トロ(写真:筆者撮影)

そこそこのところで、自主的にすしの注文はストップした。食べ放題の機会をいかして、普段は選んだことのないサイドメニューをオーダーしたいと思ったからだ。玉ねぎ天盛りやフライドポテトなどの揚げ物、みそ汁やラーメンなどの汁物を味わい、最後にスイーツメニューを食べた。

この日1番驚いたのが、スイーツメニューのプレミアムプリンだった。

まず、プリンの上にかけられているカラメルのコクが深い。食感はなめらかでたまごの優しい旨味がじんわりと感じられる。最後のシメとして頼んだが、胃袋に余裕があればもう2個ほど追加で食べたかった。

プレミアムプリン(写真:筆者撮影)

実際に食べた量は19皿。通常メニューの価格で計算すると4640円である。食べ放題に支払った価格は3890円だったため、「元は取れた」形となる。

以前より支払い金額は増えたものの、食べ終えた後の満足感は高かった。制限時間の10分の延長もポイントとして大きい。満腹になった後にしっかり休み、余韻に浸る時間を取れた。

店内調理のメニューが人気

関東での食べ放題を最初に復活させた千葉駅前店の反響はどうなのだろうか。エリアマネージャーによると、関東での食べ放題はほぼ4年ぶりのため、神奈川県などの遠方からの来店客もいたという。店舗としてのおすすめメニューは「店内切り付けのおすしです」と説明してくれた。

かっぱ寿司のネタは、店舗に1貫ごとに切られて届くものとブロックで届くものがある。ブロックのネタは店内で包丁を入れるため、鮮度を保てるのが特徴だ。今回の食べ放題のメニューでは、マグロ・びん長マグロ・寒ぶり・真鯛などが店内切り付けのメニューに該当する。

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