「つば九郎グッズ」想像以上の"需要増"は続く? 人気アイドル同様「転売ビジネス化」懸念の声も
「ネット上では今後、つば九郎がどうなるのか?について多くの意見が出ている。
『このままつば九郎は卒業する』や『代役を立てて存続させる』など多くの声があるが、正解がないだけにヤクルト球団も頭を悩ませているという。NPBでも何らかの形で功績を労いたいものです」(NPB関係者)
「入手困難のレア商品が出て転売横行の可能性は高い」
哀悼ムードが漂う中、とんでもない事態も起こり始めている。
過去に発売されたつば九郎関連グッズが転売サイトなどで高額で取引され始めた。
つば九郎の直筆サイン色紙などに加え、追悼ページの載った新聞が3000円前後(元の価格が1部160円程度)で取引されるなど、需要増に便乗する動きもある。
「ヤクルト球団はチケットセールスと物販(グッズ、飲食)に注力して成長を重ねてきた。つば九郎グッズはチーム内でもトップクラスの売り上げを誇るキラーコンテンツ。
今後も継続販売されることが濃厚で、そうなると過去の商品も含めて同様の問題はつきまとうことになる」(スポーツマーケティング会社関係者)
2000年代前半は集客に苦労したヤクルト球団は米国からチケット販売専門家を招き、神宮の集客増に成功。近年はダイナミックプライシングという制度を活用して、さらに収益を伸ばしている。
同時に物販の重要性に着目、球場周辺に球団直営ショップを複数展開するなどして売り上げを右肩上がりさせた。
「球団や選手関連グッズは他球団と大差ない品揃えだが、つば九郎というNPB屈指の人気キャラクターを抱えていることが売上増に貢献したのは明白。
今後も商品によっては入手困難のレア商品が出て転売横行の可能性は高い。スポーツや芸能人などが必ず直面する問題」(スポーツマーケティング会社関係者)