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まるでドーミーイン?「中国のホテル」の凄い進化 おもてなしも凄い、現地のホテル事情を分析

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  • 浦上 早苗 経済ジャーナリスト、法政大学MBA兼任教員(コミュニケーションマネジメント)

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大連のATOURのロビーにはワーキングスペースと図書コーナーがあった(写真:筆者撮影)
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中国政府が短期滞在する日本人向けのビザ免除を再開し、日中の往来が徐々に活発化している。数年ぶりに中国に行くと、「景気低迷」「デフレ」だけでなく、テクノロジー化やサービスの向上など、消費ビジネスの進化も実感するかもしれない。特に外国人旅行者のほとんどが利用するだろうホテルのアップデートぶりは感嘆ものだ。

かつては画一的な客室・サービスだったが…

長いコロナ禍が収束し、筆者は2023年6月に4年ぶりに中国に入国した。深圳に到着し、現地企業に薦められたホテルにチェックインして目を疑った。

ナチュラルなインテリアの客室にはドリップ式コーヒーと、ホテルオリジナルの茶葉が用意されていた。コロナ禍前の中国では、部屋飲みのコーヒーと言えば粉末のインスタントが定番だった。

ロビー階には小さなライブラリーを備えたワーキングスペースがあった。

日本ではビジネスにもレジャーにも利用できるいわゆる「ライフスタイルホテル」は珍しくないが、数年前の中国は、外国人が泊まるホテル(バックパッカー向けを除く)の選択肢として、外資の高級ホテル、現地資本の可もなく不可もなく、特徴のないホテル、画一的な客室・サービスが特徴の安価なビジネスホテルチェーンくらいしかなかった。

客室を一通りチェックして「三井ガーデンホテルみたいだなあ。コロナ禍の間にホテルもアップデートしているのだなあ」と感心したが、進化は設備面にとどまらなかった。

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