東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

森永卓郎「貯金は生活費の3年分あれば十分」の真意 最期まで説いた"お金に縛られない人生"の価値

7分で読める
  • 森永 卓郎 経済アナリスト、獨協大学経済学部教授
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

私は自分の出演料や原稿料が法外に高いという批判を、しばしば受ける。だが、私はすでに十分な貯蓄を確保しているので、やりたくないが「どうしても」と頼まれた仕事については、それ相応の対価を要求しているだけだ。

反対に、自分がどうしてもやりたい仕事については、単価に関係なく引き受けている。

「貯蓄」が私にもたらした思わぬ効果

ちなみに、私の「貯蓄」は思わぬ効果を発揮した。

いま、私はガン治療のために毎月100万円を超える治療費を自己負担している。自由診療の治療費が高いからだ。

『森永卓郎流「生き抜く技術」 31のラストメッセージ』(祥伝社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

先日、預金通帳を見たら、ガン宣告をされて以降、2000万円ほど残高が減っていた。毎月の治療費に加えて、初期に集中的に行った検査や入院の費用が重なったからだ。

もし、そのお金がなかったら、どうしたか。自由診療をあきらめ、保険診療の範囲内で治療をしただけの話だ。

正直言って、自由診療の効果がどれだけあったかは、よくわからない。わからないけれど、とりあえず手元にお金があったから、私はそのお金を毎月、自由診療の点滴薬に変えている。それで、とくに不安や不満があるわけではない。

どうせ、お金をあの世まで持っていくことなどできないのだから。

モリタク教授のここがポイント
ある程度のお金を持っていれば、自分の信条を曲げないで生きられる
「節約」は自分の自由を守るために行う
「お金中毒」になってはいけない
とりあえず生活費3年分のお金を貯めればいい
「自己投資」より「やりたくない仕事」を切り捨てることが大事
当たり前だが、お金をあの世まで持っていくことは誰もできない

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象