「食品のテスラ」、ベースフードに株主から熱烈愛 メルコ社長「バフェットに並ぶリターンの道だ」
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「食品業界のTESLAになる可能性がある」――。
「完全栄養食」としてパンやパスタなどを展開するベースフード。同社の橋本舜社長について「日本からイーロン・マスクやマーク・ザッカーバーグのようなカリスマ経営者が将来誕生するとしたら、最も可能性の高い1人だと思う」と絶賛してきたのがメルコホールディングスの牧寛之社長だ。
牧氏は昨年10月からベースフードの株式を買い進めてきたが、ここへきて、さらなる大勝負に打って出た。
2月17日、牧氏の資産運用会社であるMBFアクセラレーションは、ベースフードに株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。
買い付け価格は1株688円で、2月14日の終値(534円)に約29%のプレミアム(上乗せ幅)をつけた。買い付け予定数は上限が369万株で下限は設けていない。投資総額は最大で約25億円だ。買い付け後は最大で発行済み株式総数の39.99%を保有する。
牧氏は個人で可能な限りの投資をしてきた
牧氏は2月17日時点でベースフード株を33.19%保有する筆頭株主だが、橋本氏がベースフードの代表取締役である限り、経営や業務の執行は橋本氏に一任し、重要提案行為なども行わないとしている。
ベースフードの東証グロースへの上場は維持される見込みだ。ベースフードはTOBに賛同を示し、応募については株主の判断に委ねるとしている。
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今回のTOBについて詳しい狙いを牧氏に聞いたところ、2月26日夜に回答があった。以下、牧氏による説明をポイントを絞って掲載する。
・約5年ぶりに橋本氏と話した感想
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