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キャリア・教育 #近視は病気です

「地方の子のほうがゲームをしている」のは本当? 放課後に1人で過ごす子どもが多い理由とは

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  • 平岩 国泰 特定非営利活動法人・放課後NPOアフタースクール代表理事
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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平岩:地域の方たちのなかにも、実は子どもと関わりたいという人はすごく多いと思うんです。でも、今はなかなかその機会がなくて。私たちのような“つなぎ役”がいれば、子どもたちと地域の方たちを結び付けることができるのかなと思っています。

窪田:まさにコミュニティを再生している。

子どもと地域住民をつなぎ、コミュニティを再生する

平岩:そうなんです。昭和の時代に自然発生的にあった地域のつながりを、「あの頃は良かった」と言っていても仕方がないので、それを新しい「仕組み」で解決していきたいなと。

それに、地域の子どもたちを見守りたいという思いは、皆さん持っているんですよね。日本人のDNAに組み込まれているというか。

窪田:たしかに、そう思う人は少なくないでしょうね。その思いが形になれば、昔のように学校の外でも子どもたちが安心して過ごせるようになりそうですね。近視抑制効果のある1日2時間程度の外あそびも可能になるかと。

平岩:しかも市民先生たちは、皆さんどんどん元気になっていきます (笑)。将棋を教えてくれている床屋のおじいちゃんがいるのですが、毎週1回しかない休みの日にわざわざ来てくれて。「寿命が延びたよ」と言ってくれます。

窪田:その方にとって、子どもたちに将棋を教えることが生きがいになっているんですね。視覚障害と認知機能障害は相関関係にあるという研究結果もあるのですが、視覚障害の入り口となる緑内障などは初期症状の自覚がほぼなく、気が付いたら症状が進行していることも。周りとの関わりや指摘で視野欠損などに気づくこともあるので、目を含めた健康寿命も延びていると思いますよ。

平岩:そうだといいですね。アフタースクールの活動を通して、子どもだけでなく、地域の方や学校、親御さんにとってもいい、「四方良し」になっていることが、この活動が長続きする秘訣なんじゃないかと思っています。

窪田:老若男女すべての人の健康にとっても素晴らしい仕組みですね。次回は、忙しいお父さん、お母さんがどのように子どもと向き合っていけばよいか。日々の生活の中でのヒントをお聞きしていきます。

(構成:安藤梢)

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