MLB移籍する佐々木朗希が抱える根源的なリスク 日米で急増するトミー・ジョン手術の件数

✎ 1〜 ✎ 191 ✎ 192 ✎ 193 ✎ 194
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

故障しない限り、佐々木朗希は、開幕早々にドジャースのマウンドに上がるだろう。しかし佐々木はNPBでは「中6日」のローテーションでさえもシーズンを通して投げたことはなかった。MLBでは「中5日」のローテーションが基本だが、デーブ・ロバーツ監督は、当面は、登板間隔を延ばして佐々木を起用するだろう。

大谷翔平も投手復帰となるが…

今季は大谷翔平も手術から復帰して投手として投げるが、彼もいきなりフル回転することはないとされる。東京ドームでの開幕2連戦はすでに「大谷は投げない」とアナウンスされているが、5月あたりから様子を見ての登板になるだろう。

山本由伸も昨年はシーズンを通して投げることはできなかった。慎重な起用になるだろう。

日本のファンとしては3連戦での「ドジャーブルーの日本人投手揃い踏み」に期待したいが、それが実現するのはシーズン中盤になるかもしれない。

現在のドジャースの公式サイトでは先発投手として、大谷、山本に加えて、タイラー・グラスノー、ジャイアンツから移籍したブレーク・スネル、トミー・ジョン手術から復帰のトニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、ランドン・ナック、エメット・シーハンと8人の名前がある。

開幕後、ここに佐々木朗希の名前が加わる。ドジャースは昨年、先発陣が次々と故障してローテーションの維持に苦しんだが、今季も多くの投手が投げそうだ。

日本ファンの「ドジャース熱」は、昨年以上にヒートアップしそうだが、佐々木、大谷、山本はどんな成績を上げるだろうか。これから始まる長いシーズンを見守っていきたい。

広尾 晃 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ひろお こう / Kou Hiroo

1959年大阪市生まれ。立命館大学卒業。コピーライターやプランナー、ライターとして活動。日米の野球記録を取り上げるブログ「野球の記録で話したい」を執筆している。著書に『野球崩壊 深刻化する「野球離れ」を食い止めろ!』『巨人軍の巨人 馬場正平』(ともにイースト・プレス)、『もし、あの野球選手がこうなっていたら~データで読み解くプロ野球「たられば」ワールド~』(オークラ出版)など。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事