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「DeepSeekは"始まり"か」世界で起きる"大変化" 「ブラックスワン」になる?北京大学MBA生の考察

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  • 岡 俊輔 中国在住経営者 北京大学MBA23期生
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昨年記事を出した8月の段階では、DeepSeekは中国国内でも目立った存在ではありませんでした。この半年で急速に発展してきたAI起業のひとつです。そのため、昨年の記事の中では紹介しませんでした。

このような新興AI企業は中国にはたくさん存在し、優秀な起業家が中国国内の厳しいマーケットの中で切磋琢磨しています。

そもそもゲームアプリの領域では、中国勢がマーケットのシェアをすでに大きくとっていますし、SNSはTikTok、ECはTemuやSHEINなど、IT系サービスは中国製が世界のマーケットのシェアの多くをとりはじめています。

EVやロボットなどの製造品は普及までのタイムラグがありますが、DeepSeekのようなLLMに関しては、他のIT系サービスのような展開先の地域へのローカライズがほとんど不要ですので、むしろ最も中国製の世界展開が速い領域なのかもしれません。

DeepSeekは「始まり」にすぎない

DeepSeekの半導体使用に関する情報などは真偽に注意深くなる必要もあるとは思いますが、純中国産のLLMサービスがアメリカおよび世界で成功しつつあるという事実が、中国国内のAI起業家にとって大きな希望であり、政治的な障壁がない限りは、むしろこれから加速することでしょう。

あくまで株式投資や技術周りも素人に近い立場としての私の意見ですが、今後中国AIの急速な発展が、世界の膨張する資本市場になんらかの大きなインパクトを与えてしまう可能性はあるのかもしれません。

少なくとも、DeepSeekは中国AIサービスのこれからの大きな発展の始まりにすぎないです。

しかし、中国製LLMや中国製半導体も含めて国家産業領域は、外部の人間にとってリアルタイムでその実態を掴むことは難しく、今回のDeepSeekのように気づいたら世界のマーケットのシェアをとっていたということは今後も十分に考えられますし、その度に株式マーケットが敏感に反応する可能性がありえます。

そういった点で、DeepSeekにかかわらず、中国AI産業そのものが「ブラックスワン」になりえるのかもしれません。

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