大戸屋が挑戦「1980円・高級すき焼き」の"実力" ペッパーフードも同種の業態出すも狙いは異なる
すき鍋には薄切りにされた国産黒毛和牛の肩バラがたっぷり150グラム。それ以外の具材も豊富で、しめじやエノキ、白菜、玉ねぎ、しらたき、豆腐が入っていた。
しっかりとした甘辛味のつゆで煮込まれており、定食チェーンの大戸屋らしくごはんの進む味付け。
しっかりとボリュームがあり、腹ペコの男性でも満足できるのではないだろうか。
主役である肉に関して。薄切りにされた肉の脂身は少なめ。いわゆる和牛のとろける感じや脂の甘みなどはあまり感じられず、特筆すべきほどの味わいではなかった。
「国産黒毛和牛」と謳ってはいるものの、和牛もピンからキリまである……と、写真を見て感じる人もいるかもしれないが、とは言え、価格は1980円だし、他の具材も入っていることからトータルの満足感は十分だ。
つゆが濃いめの味付けなので、肉自体の旨みが強くなくても美味しく食べられる。
何より、この価格とこのボリュームを考えればコストパフォーマンスは悪くないのだろう。
物議を醸した「すきはな」は素材勝負
一方の「すきはな」もチェックしてみた。同店は「国産牛」1980円、「黒毛和牛」2530円、「本日の特選和牛」3850円の3種類から肉が選べる。
こちらが1980円の「国産牛」の肉。大判だが薄切りが1枚。それが半分にカットされている。正確なグラム数はわからないが決して多いとは言えない量だ。
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