銀座で「フカヒレ定食」仕掛ける中国人女性の正体 美食ブランドを立ち上げる彼女の「夢と不安」

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客席
客席はすべて個室。そのためサービス料が10%加えられている(撮影:今井康一)

やりたいことにまっすぐに向かえば、夢は叶う

冒頭に紹介した銀座八芳は2024年2月にオープン。400席の大規模店舗が埋まるものか、孫氏としては勇気の要る決断だった。

孫芳氏
FANG DREAM COMPANY代表取締役の孫芳氏(撮影:今井康一)

「初めてのチャレンジだったが、インバウンド、日本のお客様双方に来ていただいて、この度2店目を出すことができた。でも、もう大丈夫とか、成功したと感じたことはなくて、いつも『明日はどうなるか』と不安」

それでも、2023年の年商は20億円、2024年は増加の見込みだ。新宿の新店舗は月商1億を狙う。水槽や、エビなどをローストできる鉄板など、銀座店になかった設備も追加し、よりライブ感を味わえる店舗となっている。

今後、銀座八芳ブランドだけで10店舗を目指すという。

「食べることが大好き。好きなもの、美味しいものを研究して、カッコいいお店を出していきたい。創業スタッフを含めて、社員が喜びや誇りを感じられるような会社に成長していきたい」

やりたいことにまっすぐに向かえば、夢は叶う。そんな明るい年になればいい。

圓岡 志麻 フリーライター

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まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

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