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ラーメン二郎「インスパイアに勝訴」の驚く舞台裏 30年以上、二郎を支えてきた顧問弁護士の奮闘があった

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山田さんはすでに数人の弁護士に断られ、理解者を探していた。

会社に取り込まれることで、ラーメン二郎を利用したビジネスが野放図に展開されるリスクがあり、山田さんの目指す"最大の目的"とは相容れないものだった。

金子弁護士は会社相手に警告を出した。

三田本店のラーメン(小) アブラ、カラメ、ニンニク、ヤサイマシ(写真:弁護士ドットコムニュース)

「ラーメン二郎の目的とは『安くてうまいラーメンをお客さんに提供する』こと。実現のために「儲からないフランチャイズ契約」の規定を作りました。ラーメン二郎グループの加盟店が、さまざまな誘いや攻撃から守れるような内容となっています」

「めちゃくちゃ破格」な加盟料・ロイヤリティー

現在、ラーメン二郎グループの加盟店は、分割払いも可能な「加盟登録料」と、毎月のロイヤリティー(固定)を三田本店に支払う形になっている。

いずれもここで具体的な金額は出せないが、通常のフランチャイズと比較して、「めちゃくちゃ(破格)です」。

「ラーメン二郎で働く人の中には、幼い頃から家族の働き手を担うなどの苦労人が少なくありません。お客さんに喜んでもらうだけではなく、店主にも世間並みかそれ以上の幸せになってほしい。親父さんの考えが反映されています」

そのかわり、店主として独立するためには、三田本店で半年から1年ほどの修行が必要となる。麺、スープ、豚(チャーシュー)を作る工程を経験し、山田さんや幹男さんの働く姿に接しながら、客に喜んでもらうことを学んでいくという。

比較対象として相応しいかは別として、飲食チェーンの中には、2週間ほどの研修を受けた店長が、各地の店舗に配属されてオペレーションに当たることもある。そうしたスタイルではないわけだ。

「修行を受けて店主になろうとする方はこの法律事務所で開業のための面接を受けます。修行に脱落したり、面接で落ちて、お店を開くに至らなかった方は10名ほど。今の店主たちに言わせると、この面接が一番きついようです」

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