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ライフ #歌舞伎町の横顔

「伝説のバンドマン」意外すぎる"もう1つの職業" 歌舞伎町に現れた「ド派手なピンクの生物」の正体

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  • 肥沼 和之 フリーライター・ジャーナリスト

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ヴィジュアル系バンド・かまいたちの元ドラマー・KENZIさん。歌舞伎町で見せる“もう一つの顔”があるという(撮影:今井康一)

「見て、ピカチュウみたいなのがいる!」

「え、可愛い! 一緒に写真撮りたい!」

20時過ぎ、人でごった返す歌舞伎町で、人々の視線が一点に注がれる。ピンク色の体、大きな目、とがった耳の「ぴぱんくぅ」が現れたのだ。手にしたトングを器用に動かし、タバコや空き缶など路上のゴミを拾っていく。

着ぐるみの“中の人”はカリスマミュージシャン

写メを撮る若者たち、ハグを求めるガールズバーの店員、大喜びする外国人などが続々と集まり、歓楽街はたちまちテーマパークに。ぴぱんくぅは人々に応じながら、短い脚をちょこちょこ動かし、歌舞伎町の奥深くへと移動する。街をパトロールする屈強なセキュリティの横を、彼らより大きな丸い体が通り過ぎていく。

「昔から変身願望があったんですよ」と話すのは、ぴぱんくぅの“中の人”KENZIさんだ。「カリスマ」「伝説」などと呼ばれたヴィジュアル系バンド・かまいたち(2017年解散)の元ドラマーであり、現在も2つのバンドで精力的に活動。一方で、アニメや特撮のキャラクターが大好きという面もあり、ぴぱんくぅを作ったのもそんな理由だった。

「オバケのQ太郎とかピカチュウとか、昔から可愛いものが大好きだったんです。僕もキャラクターが欲しいなと思って、ぴぱんくぅを作りました。最初はTシャツとかキーホルダ―とか、グッズを販売していたのですが、自分が入りたいと思うようになって。クラウドファンディングをして、着ぐるみを制作しました」

バンド「アンチフェミニズム」ではボーカルを務めるKENZIさん。型破りなパフォーマンスでファンを魅了してきた(写真:KENZIさん提供)

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