2万人以上と食事し、人と人を「食事」でつなげるスーパーコネクター・古河久人氏は超大物政治家、主演俳優、国民的漫画家、歌舞伎役者、世界的建築家と、業界で「右に出る人がいない」といわれるほどの人脈を誇る。
「口下手で典型的な内向的人間」を自認する古河氏だが、「内向的人間でも『食』を介することで誰とでも気軽につながることができる」という。
そんな古河氏が、このたび人間関係を「広げる」「深める」全テクニックを公開した初の書籍『「最高のビジネス人脈」が作れる食事の戦略』を上梓。同書は増刷が決まるなど、話題を呼んでいる。
この連載では「食を介することでどうやって人脈を作るか=食事の戦略」について書き下ろす。
「ランチ活用」こそ人間関係を広げるキモ
知り合ったばかりの人に「この人ともっと話をしたい」「この件について情報交換をしたい」と思うことはありませんか?
こういうときにうってつけなのがランチです。
知り合ったばかりの人に「今度飲みに行こう」というのはちょっと難しくても、「今度ランチでもいかがですか?」と誘うのはあまり抵抗がありません。
夜はみなさんいろいろ予定を入れていても、意外とランチは予定を入れていないことが多いものです。「僕が近くまで行きますので」といえば、断る人はほぼいません。
ランチはお酒が入らないし、お互い、朝の仕事を終えて会うため、脳が覚醒中で短い時間であっても密度の濃い会話ができます。
あるいは仕事上、ある分野について知っておきたいとき、詳しい人からレクチャーしてもらう場としても、ランチが便利です。
物事はやっぱりその道に詳しい人から直接教えてもらうのが一番頭に入ります。自分の理解に合わせて話してくれるし、わからないときは質問もできるからです。
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