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「なぜ企業は大胆変革できない?」経営学者の視点 「エコロジーベースの進化理論」で深く理解する

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  • 入山 章栄 早稲田大学ビジネススクール教授
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自動車メーカーが、銀行業で成功することは非常に難しい。スーパーマーケットが飛行機を作るのも不可能に近い。

このように企業をひとつの硬直性のある「生物種」と捉えると、「ダーウィンの進化論」が応用できることになる。

結果、業界内における「企業進化のプロセス」が見えてくるのである。

それは「VSRSプロセス」と呼ばれ、次の4つのフェーズに分かれる。

【「VSRSプロセス」のフェーズ1】「多様化」(Variation)
『宗教を学べば経営がわかる』(文春新書)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

まず1つめは、突然の環境変化などによって、多様な生物種が生まれるフェーズである。

たとえば地球の歴史上では、5億4200万年前から5億3000万年前に発生した「カンブリア大爆発」などが典型だ。

最近のビジネス界でいえば、インターネットの普及でグーグル、アマゾン、ネットフリックスなど、爆発的な数の新しいビジネスが生まれたり、スマートフォンの普及によりおびただしい数のアプリのベンチャー企業が登場したことが該当する。

2023年から世界的に注目されている生成系AI技術は、いま世界でAI関連ベンチャー企業の「カンブリア大爆発」を引き起こしている最中といえる。

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