ブックオフ「続々閉店?」報道の裏で進む大変化 「本を売るならブックオフ」は次第に過去のものに
ブックオフがマズい(のかもしれない)——。そんな感じのニュースが、世間を騒がせた。
発端は、週刊現代に掲載され、「現代ビジネス」に転載された「ブックオフが都内店舗を続々『閉店』…!突然の10月閉店ラッシュにファン落胆、業績好調だったハズがなぜ?」という記事だ。
実際に閉店するのは都内の3店舗や千葉の1店舗で、「続々」とまではいかないが、記事では6月に発覚した不正買取事案との関連性も匂わせていた。こちらの真相はさておいて、事案が発覚する前からブックオフは小規模店舗を閉店させている。それが、今回の記事でクローズアップされた形だ。
筆者は『ブックオフから考える』(青弓社・2023年)という書籍で、同企業の歴史を1冊の本にまとめた。そんな筆者から見て、今回の報道や同社の一連の動きには「ブックオフ」の企業としての変化が表れていると感じた。どういうことか。
ブックオフは3種類ある
今回の報道の裏側をいきなり言ってしまえば、「ブックオフの業態転換の結果」ということになるだろう。
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