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その接待、1万円が「経費で落ちるか否か」の分岐点 「2024年度税制改正」を踏まえた経理上の留意点

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飲食費の1万円基準に該当する金額は、インボイスの有無によっても変わる(写真:ahirun/PIXTA)
2024年度税制改正により、交際費から除かれる飲食費の上限が5000円から1万円に引き上げられました。自社の経理方式やインボイスの有無によっても、飲食費の1万円基準に該当する金額が変わってきます。そこで、交際費に関する税制改正の内容とともに、交際費における飲食費の税務上の取扱いを確認します。
企業実務』の記事を再構成し、佐竹正浩税理士事務所代表の佐竹正浩さんが解説します。

2024年度税制改正で「飲食費」の上限が1万円に

2024年度税制改正では、交際費に関して2つの改正が行なわれました。

1つは交際費から除かれる飲食費の上限額の変更で、1人あたり5000円だった上限額が1万円に引き上げられました。

もう1つは、接待飲食費の50%損金算入特例と中小法人の定額控除限度額(年800万円)の特例の適用期限延長で、その適用期限が、2027年3月31日までと3年間延長されました。

法人税における交際費の取扱いは、租税特別措置法により時限措置として定められていますので、その時々における取扱いとその期限を確認するようにしましょう。

交際費に関する税務の基本ルール

(1)原則は損金不算入

法人が事業のために支出した交際費は経費に該当しますが、法人税の計算では損金とならない、つまり経費扱いにできないというのが基本ルールになります。

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【目的は法人の経費の「無駄使い」を減らすこと】

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