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北方領土問題は「千島20島」の帰属問題である 択捉・国後・歯舞・色丹だけの問題ではない

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8月22日、メドヴェージェフ首相が択捉島を訪問

  • 択捉島へ向かうヘリコプターにて 択捉島へ向かうヘリコプターにて
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 窓の外を眺めるメドヴェージェフ首相 窓の外を眺めるメドヴェージェフ首相
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 択捉島の機関砲拠点へ向かうメドヴェージェフ首相 択捉島の機関砲拠点へ向かうメドヴェージェフ首相
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 機関砲拠点で説明を受けるメドヴェージェフ首相 機関砲拠点で説明を受けるメドヴェージェフ首相
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 機関砲拠点はハイテク化が進んでいる 機関砲拠点はハイテク化が進んでいる
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 教育科学大臣などと「全ロシア青年教育フォーラム」会場へ 教育科学大臣などと「全ロシア青年教育フォーラム」会場へ
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 「全ロシア青年教育フォーラム」会場にて 「全ロシア青年教育フォーラム」会場にて
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 参加した学生たちと記念撮影 参加した学生たちと記念撮影
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
  • 水産加工場も視察した 水産加工場も視察した
    REUTERS/Dmitry Astakhov/RIA
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  • 択捉島へ向かうヘリコプターにて
  • 窓の外を眺めるメドヴェージェフ首相
  • 択捉島の機関砲拠点へ向かうメドヴェージェフ首相
  • 機関砲拠点で説明を受けるメドヴェージェフ首相
  • 機関砲拠点はハイテク化が進んでいる
  • 教育科学大臣などと「全ロシア青年教育フォーラム」会場へ
  • 「全ロシア青年教育フォーラム」会場にて
  • 参加した学生たちと記念撮影
  • 水産加工場も視察した

日本とロシアの間では、好ましくない事態が相次いでいる。ウクライナ問題に起因するロシアと西側諸国との関係悪化だけでも大きな問題だが、8月22日にはメドヴェージェフ・ロシア首相が北方領土の択捉島を訪問したことで外交的な緊張が高まっている。ただこうした問題を乗り越え、両国がすでに合意しているプーチン大統領の今年内の日本訪問が実現することを期待したい。

メドヴェージェフ首相の訪問を機に北方領土への関心が高まっているこの機に、北方領土問題とは何か、今後日本としてどのように交渉に臨むべきかをあらためて考えておこう。

なぜロシアが占拠しているのか

(写真:YNS / PIXTA)

簡単なおさらいから始める。

第二次世界大戦の終了後、ソ連(現在のロシア)が占領していた日本の領土である「千島列島」「樺太(サハリン)」および「歯舞・色丹」の帰属が問題となった。

これを解決する最初の機会は、日本と連合国(戦勝国)が1951年に締結したサンフランシスコ平和条約であった。しかし、ソ連は連合国の一員として条約交渉には参加したものの、最終的には同条約に署名しなかった。

ソ連が署名しなかったことは条約の規定にも影響を及ぼし、「千島列島」や「南樺太」は日本が「放棄する」とだけ記載され、「歯舞・色丹」については何も言及されなかった。もしソ連が署名するのであれば、もっとはっきりした規定となったはずで、たとえば日露戦争後に日本領となった「南樺太」については「ソ連に返還する」と明記されただろう。

その結果、両国間には、今に至るまで国境問題が残ることになった。

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【1956年に日ソ共同宣言】

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