英カミラ王妃「魔性の女」から意外な逆転劇の中身 5か月で60以上の公務、見え始めた"覚悟"

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

このとき未来の「カミラ王妃」誕生に対し、イギリス国民の55%が賛成の意を示し、反対意見はわずか28%であった。こうして、2022年9月8日にエリザベス女王が死去、チャールズ国王が即位、カミラ夫人は正式にカミラ王妃となった。

2024年2月5日、チャールズ国王が癌と発表されて以降、6月27日現在までに、カミラ王妃が行った公務は明らかにされているだけでも60回を超え、うち単独公務は36回に上る(一部統計による)。こうしたカミラ王妃の奮闘に「イギリス王妃としての覚悟が見える」と評価は高まり続けている。

76歳という年齢を考慮して休養を求める声も上がったが、カミラ王妃は短期間の海外ホリデーを取った後は、現在も休むことなく公務に邁進している。母・ダイアナ妃を今でも深く愛するウィリアム皇太子も今では義理の母を「王妃」と認め、共に公務に励んでいる。

王室評論家の間では、チャールズ国王がダイアナ妃ではなくカミラ夫人を選んだ最大の理由について、カミラ夫人の「決して夫より目立とうとせず、王族としての職務を忠実に行っていく安定性と実用性にあった」とする声もある。

「国を守る勇敢な女王」となったカミラ王妃の未来

6月22日から天皇皇后両陛下を国賓としてイギリスに迎えたほどの回復を見せているチャールズ国王ではあるが、今後もがん治療は続き、さらにはキャサリン皇太子妃の公務復帰もまだ先が見えない。イギリス王室の未曽有の危機は当面続くだろう。

ダイアナ妃を愛する国民からの厳しい非難の目もおそらく生涯消えることはない。しかし、もうすでにカミラ王妃の逆転劇の続きは単なる大衆の興味関心事に留まらないところまで来ている。

カミラ王妃
カミラ王妃(英王室の公式インスタグラムより)

「イギリスで最も嫌われた女性」から「国を守る勇敢な女王」になったカミラ王妃の一挙手一投足が、今後のイギリス王室の存続すら左右する事態になっている。それほどの責務が7月17日に77歳を迎える逆転の女王の双肩に重くのしかかっていることは間違いない。

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事