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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

子どもへの「よかったね」が呪いに変わる瞬間 「言い換え」してもなぜ子どもは変わらないのか

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  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

INDEX

言葉の本来持つ強い力がある一方で、その言葉の意味よりも、その言葉を発している人の感情が伝わってしまうということがあるのです(写真:Ushico/PIXTA)
【質問】
中1、小4、小1と3人の子どもがいます。子どもたちのことで日々イライラする毎日です。子どもたちが自主的に行動するために、どのような言葉かけをすればいいか悩んでいます。これまで、書店で言葉かけの本を何冊も買ったり、SNSで流れてくる「言い換え」などを試したりしていますが、一向に変わりません。どうすれば子どもは変わってくれるのでしょうか。
石川さん(仮名)

言葉が持つ力は非常に大きい

言葉かけはいつでも簡単に実行でき、しかもお金は一切かかりません。実践しやすいというメリットもあり、今や「言い換え」「言葉かけ」は大人気のコンテンツになっています。

筆者も『子育て言い換え事典』(KADOKAWA)、『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』(集英社)という言葉かけに関する本を出しており、これまで35年間子どもたちを直接指導する中で得られた、効果がある言葉かけについて紹介しています。しかし、言葉は単にその言葉の種類に注意すればいいというものではなく、使い方が大切であることも同時に強調しています。単に「〇〇という言葉かけ」で必ず変わるということはありえないからです。

一方で、言葉かけによって人が変わることは確かにあります。言葉が持つ力は非常に大きいものです。例えば、言葉一つで人を元気にさせたり、希望をもたせたりすることもできますが、人を潰すこともできてしまいます。それは音として発する言葉だけでなく、活字として書かれた言葉でも、人を勇気づけることもできますし、人を暗い気持ちにさせることもあります。

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