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「進路決まらず申し訳ない」と話す子が増える深刻 やりたいことを早く見つける必要はあるのか?

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  • 前田 圭介 かえつ有明高等学校・社会科教員

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申し訳ないと話す生徒たち。いったいなぜなのでしょうか。※写真はイメージ(写真: EKAKI / PIXTA)
推薦入試の拡大など受験の選択肢が多くなる中、高校生たちはどのような道を選べばよいのか日々頭を悩ませています。『思考実験入門 世界五分前仮説からギュゲスの指輪まで』を上梓した、かえつ有明高等学校の社会科教師である前田圭介氏が、今を生きる若者たちに必要な考え方について、お話しします。

申し訳なさを口にする高校生

私は教員として働く中で、生徒の悩みや学習状況、進路など、生徒が抱えるさまざまな悩みを聞き、1人ひとりに適切なアドバイスができるように尽力しています。

そんな中で、最近気がかりなことがあります。それは「やりたいことが見つからないことへの申し訳なさ」を口にする生徒が増えている、ということです。

いつの時代も「やりたいことが見つからない」「将来のことが全然決まっていない」という生徒はいるものです。

しかし最近は、そのことに対して「申し訳ない」という子が多く見受けられます。

ある生徒は「先生、私はやりたいことが見つかっていないんです。ごめんなさい」と私に謝ってきました。

「え? なんで謝るの?」と聞いたところ、「私はもう高校生で、将来のこととか決めないといけない時期じゃないですか。それなのに、まだ決まっていないのは、申し訳ないなって」と口にしました。

このような生徒がいる一方で、高1の4月の時点で志望する大学や学部がバッチリと決まっていて、中には第3志望まで決めている生徒もいます。

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