――近年ではドラマ化、映画化をめぐって原作者と制作者がトラブルになる事例が出ています。角田さんの作品にも映像化されているものは多数ありますが、どう感じますか。
作品の二次使用については本当に人それぞれ考え方が違うので、そこは原作者の考えを尊重しなきゃいけないと思っています。
私の場合は二次使用にまったく関わっていないんですね。預けたら預けっぱなし。でも、関わりたい人もいるし、どちらが正解というものではない。作った人の気持ちが尊重されるべきでしょう。
――作家にとって、自分の作品は子どものようなものだとも聞きます。角田さんはどう折り合いをつけていますか。
子どものような感覚は、私にはないかもしれない。小説を書いて世に出したとき、「メッセージは何ですか?」とよく聞かれますが、私にはとくにない。ただ書いただけなんですね。読み手が10人いれば受け取るメッセージは10通りあるのが当然と思っています。
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