人気スタイリスト、「映える服」1点投入が賢い選択 金子綾、30代以降おしゃれで気をつけたいこと

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例えば、現在はローライズパンツが流行っていますが、私が好きなのはハイウエストボトム。はくだけで脚長効果があり、気になるお腹周りもすっきりとして、ヒールを履かなくてもスタイルがよく見えるんです。

おかげで、靴で無理をすることがなくなり、今はフラットシューズで過ごすことがほとんど。だから、たとえ今後どんなにローライズが流行ろうと、私はもうそこには戻りません。頑張りすぎないことも大切ですよね。

私にとって、ファッションは自分の機嫌をとるための手段なんです。トレンドを追うよりも、鏡に映った自分を見てテンションの上がる一枚を着るほうがずっと大切だと感じます。

金子綾
金子綾(かねこ・あや)スタイリスト/1979年生まれ。2児の母。『VERY』や『Oggi』など、長年第一線で活躍する人気スタイリスト。著書に『a only.』(小学館)などがある(撮影:梅谷秀司)

——そうした一着に出会うために、必ずチェックすることはありますか?

私がいつも最も気にしているのは、「首元のつまり具合」です。首周りが中途半端に開いていると、急に老けた印象になってしまうんですよ。だから、欲しい服があるときは通販ではなく、必ずショップで試着をして、首元を確かめてから買うようにしています。

たくさんある服の中から長く愛せる本命の一着を見つけるには、試着こそ最良の手段です。お金もかからないし、着れば着るほど自分らしい服の傾向もわかってきます。

もし、自分に似合うものがわからなくなったら、センスを磨くという意味でも、まずはたくさん試着してみることをおすすめします。

今だから「甘さのあるアイテム」も取り入れられる

——年齢を重ねたからこそ、楽しめる服もあるのでしょうか?

もちろんあります。私の場合で言うと、30代はまだ自分らしさが定まっておらず、必死だったこともあって、シャープでハンサムなものを好んで着ていました。

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