高級化の流れを変える「ブルガリホテル」の全貌 世界を見渡しても客室単価はトップレベル
映画『プラダを着た悪魔』などで知られるハリウッド女優のアン・ハサウェイ、日本の人気俳優の山下智久、そしてモデルのKōki,、森星。豪華スターが一堂に会したステージに向けて、詰めかけた報道陣のカメラフラッシュが一斉にたかれた。
2023年4月4日。三井不動産が開発した東京駅前の複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」に「ブルガリ ホテル 東京」が開業した。冒頭は同日に行われたオープニングパーティーの一場面だ。
ブルガリは1884年にローマの銀細工職人、ソティリオ・ブルガリが創業した宝飾品ブランド。そのブルガリがザ・リッツ・カールトン・ホテルを傘下に持つアメリカのマリオット・インターナショナルと合弁会社を立ち上げたのは、2001年のことだ。
この合弁会社は2004年にミラノ、2006年にバリ島でブルガリブランドのホテルをオープン。その後、ロンドン、北京などが続き、今回の東京が8軒目となる。
ラグジュアリーブランドが手がけるホテルに、「アルマーニ ホテル」「パラッツォ・ヴェルサーチェ」などがある。その中でも、最も積極的に展開しているのがブルガリ ホテルだ。
スイートはジムも完備
ブルガリ ホテル 東京は、日本におけるラグジュアリーホテルの定義を一変させる可能性がある。
ミッドタウン八重洲の40〜45階に位置し、全98室のうち23室がスイートルーム。中でも、ブランド名を冠した「ブルガリ スイート」は、国内最大級の400平方メートル超の広さを持つ。ブルガリ スイートは3つのリビングルーム、キッチン、ジムを完備しており、宿泊費は1泊400万円超とされる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら