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海外学位には「詐称」への誘引があふれている 学歴の「使用価値」と「交換価値」とは何か?

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  • 苅谷 剛彦 上智大学特任教授・英オックスフォード大学名誉教授

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(写真:Ushico/PIXTA)

小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑をめぐるニュースが飛び交っている。今回は、個別のケースとしてではなく、どうして海外の大学の学歴が問題になるのかを考えてみたい。

最近では、米大リーグの有力選手の通訳の事件でも学歴詐称が露呈した。少し前には英語のできるテレビコメンテーターの学歴詐称問題があった。詐称という行為は当然、非難、断罪されるべきだが、ここで論じたいのは、なぜ海外の学歴(より正確には学位)が詐称やその疑惑の対象となるのかだ。

学位とは何か

問題を解くために、学位とは何かというそもそも論から始めたい。学士課程以上の学問を修めたことを正式に証明するのが学位だが、学位を発行できる教育機関は、国家や認証団体など上位の機関から、その権利を与えられる。

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