「"受験失敗"から大逆転!」37歳女性の"海外挑戦" なんと「カンボジアで不動産会社」いきなり起業

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ここで奥田さんはさらに営業のセンスを発揮する。

「ゴルフが面白そうだなと思ってゴルフ場や打ちっぱなしに通っていたんです。昼間は来られる人も限られてるので、そこに来る経営者の人たちとも仲良くなっていろんな話を聞くようになりました。そこからですね。いろいろな人を紹介してもらい、法人営業にいったりして、すごく売れたんです」

大学生として誰に教わるわけでもなく、この営業を自然と行えたというのはまさにセンスがあると言っていいだろう。

会社の業績はあがり、お金が貯まれば海外へ行く。当然、バイトなんかしているよりもずっと大きな収入があるので余裕もある。

時間も自らの裁量で作ることができるので毎週末にはゴルフ場で経営者仲間とコースを回っていた。

大学生起業家として順調な日々を送っていた。

会社を手放し、就職を選んだ理由は?

だが、奥田さんは会社を手放し、就職することを選ぶことになる。

「親からは大学を出て普通に就職してほしいと言われて。今みたいにフレキシブルな働き方がまだ許される感じでもなかったので……。でも、やりたいと言ったことは叶えてくれる両親だったから、私も応えないとと思ったんです」

自分の会社は売却し、自身は就職の道を選んだ。

惜しむらくは当時、奥田さんにはM&Aの知識がなく、業績も順調だった会社を資本金と同額の100万円で手放してしまったことだった。

もし、きちんとした専門家がついていれば、もっと高値で売り抜けることもできただろう。

かくして奥田さんは就職活動に入ることとなる。

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