今回登場するのはミニマリストゆみにゃんさん(37)。ミニマルな生活や節約、投資についてYouTubeで発信しつつ、著書『ミニマリストゆみにゃんのお金のつくりかた』『オートで月5万円貯まる魔法の節約術』も手掛けている。
多くのものを持たないシンプルライフを送るゆみにゃんさんだが、昔は給料を毎月全部使い切るほどの買い物依存症だったという。さらに27歳で離婚、一時期は情報商材詐欺や不動産投資詐欺、さらに恋人にも騙されて約800万の損失を抱えるが、一念発起して節約と副業に励みお金を貯められるように。27歳で貯蓄0円だったのが、10年後の37歳で7000万円の資産形成に成功している(投資による「含み益」を含む)。
節約に成功し、人生が豊かになったという「倹者」に節約系YouTuberのくらま(「倹者の流儀」)がインタビューをする本連載。今回の記事では、ゆみにゃんさんが節約とミニマリズムに目覚め、資産を築いていく過程を聞いていく。
残業時間月170時間超で買い物依存症に
仕事のストレスから浪費していたというゆみにゃんさん。理系の大学を卒業後は、新卒で憧れの大手ゲーム会社に就職したが、内定した年は2008年でリーマンショックのあおりを受けた。
「新卒採用が縮小され後輩がその後何年も入ってこない状況下で、さらに1000人規模の希望退職もあり、連日徹夜が当たり前、休みが月に2日みたいな環境でした。
170時間以上はサービス残業しているので、合計で月370時間くらいは労働している。たまの休日には反動で、給料全部を買い物で使っちゃうような生活でした」
給料は初年度で300万円台。その後、体を壊し休職したため年収は200万円台に下がるもなんとか復帰。数年後、残業代も出るようになり32歳で年収660万に。
しかし、給料が上がっても貯蓄に回ることはなく、その会社にいた9年間はボーナスも含めてほぼ使い切る生活だったという。
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