勤務先で給料を得ながら起業するベストな方法 許諾を得るのが難しい場合はどうする?
会社を辞めず、働き続けながらはじめる
例えば、大手学習塾で塾講師をしてきた人が、子育て世代が多く住む住宅地の駅前で学習塾を立ち上げるとします。この方がいきなり退職し、退職金を物件の頭金や内装費用に使ってしまったらどうなるでしょう? 最初の1年間、まったくお客さまがつかず、赤字の中で試行錯誤を繰り返す日々は、大変なストレスになりそうだと感じませんか?
特に、生徒からの評判が売上を大きく左右する学習塾という事業の場合、合格実績を基に口コミが広がり、売上がしっかりつくようになるまで、2、3年かかることさえあります。
その間、ストレスや焦りによる過労から、精神的にも肉体的にも身体を壊してしまう可能性すらあります。はたまた、起業を途中で諦めてしまう可能性もあるでしょう。
ただ、会社の休日を利用して自宅で塾を立ち上げるのなら、その塾が失敗したとしても、会社員としての給与があるため、生活が脅かされることはありません。物件を借りる際の頭金や内装費用もかからないため、収益化ができる前の段階で大きくお金を失うこともないでしょう。
大事な準備の1点目は、「会社を辞めない」ことです。
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