そして婚活ファッションにおける、自身で調整するポイントは、「色・生地感・サイズ感」という3軸しかありません。以上を踏まえたうえで、シーンごとの解決策を、具体的にお伝えします。
お見合い写真の野暮ったさを解消するコツ
諸説ありますが、色彩認知学では「女性は、男性の4倍ほど色彩認知能力が高い」と言われています。またアンミカさんがバラエティ番組に出演した際、「白って200色あんねん」という発言も話題になりましたが、女性にくらべ男性は「微細な色のちがい」を判別しづらい傾向があるのです。
実際のところ結婚相談所の一覧データから、お見合い写真を確認する限り、男女における「色づかいの差」は明らか。カラフルな色づかいが主流の女性にくらべ、男性は黒・グレーなどのダークカラーな地味色の写真ばかりでした。
もちろん最近では私のようなスタイリストが、お見合い写真のコーディネートを担当するケースも増えているため、以前より改善されていますが、それでも大勢のライバルに埋もれてしまう写真が多いもの。
この解決策は、「挿し色の活用」に尽きます。服につかわれる色は、無彩色(黒・白・グレー)と有彩色(それ以外)に分かれますが、有彩色のなかでも、彩度が高い鮮やかなものを1カ所だけ挿すのです。
たとえば秋冬の撮影ならば、ジャケットとシャツの間に、高い彩度の薄手セーターを試してみてください。また春夏ならば、紺のなかでも青みが強いライトネイビーと呼ばれるブルー系ジャケットを試すのも素敵です。とはいえ大半の婚活男性は、着なれないカラフルな色に抵抗があるはず。
ですがこの抵抗を必ず乗り越えてください。運命の女性が、大勢の中からあなたを見つけやすくする服を用意すること。これこそ自分の視座を上げた「相手目線」だからです。
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