婚活男性は女性が求める「清潔感」をわかってない ファッションに対する「解像度」を上げる方法

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一方リアルなシーンにおいても、お見合いと初回デートで、留意点は変わります。

初回のお見合いでは、ただスーツを着るのではなく、「身体に合わせたスーツで生地にヨレがないもの」が重要視されます。いわばサイズ感が大切だということ。一方、初回デートの服装ではルールも変わります。

生地にヨレがない新品のお見合いスーツ(写真:筆者撮影)

婚活中の男性クライアントからよく相談されるのですが、デートに着ていくような「よそ行きの私服がわからない」という悩みを聞くのです。

選択肢が多いカジュアルだからこそアイテムを決められずに、手持ちのなかで、比較的「新品に近い服」を選んでいるというお話も伺います。ところが、これは間違いです。

初回デートの服の選び方

初回デートの服を選ぶときは、ドレス感ある服を選びましょう。ドレス感とは「緊張感があるフォーマルシーンで使われる服」という意味です。カジュアルアイテムもルーツを調べることで、ドレス感の違いは明らかになります。

初回デートに合わせやすいひざ丈ウールコート(写真:筆者撮影)

たとえば冬場に、ダウンジャケットもしくはウールコートを羽織る男性が多いはず。ダウンジャケットのルーツは、真冬のフィッシングウェアです。これでは「初回のお食事デートにふさわしい」とは言えませんよね。そしてカジュアルのインナーやパンツは、「肉厚なストレッチ」が利いた生地感をおすすめします。最近ストレッチが利いたものはスタンダードになりましたが、「肉厚」の生地感があることで安っぽく見えるリスクが軽減可能です。

清潔感を整えることを目的にするならば、必ずしも高い服である必要はありません。大切なポイントは、シーンごとに「相手目線を深堀り」すること。これは「どういう視点で選べば、どんな印象が相手に届くのか」という想像力を高める訓練によるものです。

森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト

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もりい よしゆき / Yoshiyuki Morii

その違和感を、言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。

公式サイト「エレカジ」(https://www.elegant-casual.com/cases)では、80件を超えるコーディネート事例を公開。

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